ダイヤモンド業界で過去に起こった重大な問題と今後の問題はどのようなものがあるでしょうか。
1990年代にダイヤモンド業界に起こった問題は”紛争ダイヤ”問題です。
2006年アメリカで製作されたレオナルド・ディカプリオ主演映画”ブラッド・ダイヤモンド”でも話題になりましたが、産出国によっては産出されたダイヤモンドが産出国の内戦などの武器購入資金に充てられていた問題です。
現在では
”キンバリープロセス”というダイヤモンドの輸出入における認証システムを導入することによってほとんど紛争ダイヤの問題は解決しています。
2010年には日本で”鑑定書かさ上げ問題”が起こりました。
ある鑑定機関がダイヤモンドのカラーグレーディングを甘く評価していると元社員がリークしたことが朝日新聞の記事になり問題となりました。
最終的にはほとんど間違いはなかったようなのですが、一度失った信用を取り戻すことが出来ず、その鑑定機関は百貨店や一流宝石店などのほとんどのダイヤモンドの鑑定書を作っていたのにかかわらず、姿を消してしまいました。
そして、現在から将来に向けての問題は合成ダイヤモンド問題です。
合成ダイヤは2010年以降、中国を中心に合成技術が飛躍的に進化し、宝石レベルの高品質ダイヤを低コストで量産できるようになりました。
脱炭素化や自然破壊の流れからも合成ダイヤモンドに注目が集まっています。
今現在はほとんどの合成ダイヤは天然ダイヤと棲み分けが出来ており、あまり問題にはなっていませんが、今後もし棲み分けがなくなってしまった場合、天然ダイヤと合成ダイヤを見分けるのはとても難しく、大きな問題に発展する可能性もゼロではありません。
すでにダイヤ鑑定の中央宝石研究所が19年に合成ダイヤと鑑定した個数は例年の5倍に増えた(日経新聞電子版記事参照)ようです。
誰が見ても天然か合成かが分かるようなシステムが構築出来れば、良いですね(*^-^*)
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