宝石の産地について

投稿者: | 2021年8月23日

今回は宝石がどのような環境の下で、どのような場所で産出されるかを簡単にまとめてみました。

 

ダイヤモンド:

ダイヤモンドは地下100kmよりも深いマントル層で高温高圧によって作られ、キンバーライトという岩石によって地上へと運び込まれます。

 

つまり、ダイヤモンドはこのキンバーライトが発見された場所から産出されます。

 

今現在、ダイヤモンドの主な産出国はキンバーライトが多く発見されたロシア、ボツワナ、カナダ、アンゴラ、南アフリカなどです。

 

カラーストーン:

ダイヤモンド以外に宝石として結晶が生まれやすい条件に見合う場所として

ペグマタイト(巨晶花崗岩)があります。

 

ペグマタイトは鉱物の宝庫であり、ベリル、トルマリン、クリソベリル、トパーズ、クオーツなど多くの宝石を産出します。

 

つまり、これらの宝石はペグマタイトが産出されるブラジル、アメリカ、インド、マダガスカルで多く発見されます。

 

その他、

変成岩という固体状態の原岩に対して熱や圧力が加わる事によって新しく変異した岩石でできる宝石があります。

 

その例がウラルやインドで産出されるエメラルドです。

エメラルドにインクルージョンが多いのはこのような複雑な成長過程によるものです。

 

変成作用でできた宝石でも原岩が純粋単純で溶けやすい岩石の場合はインクルージョンが少なくなります。ミャンマー産の最高級ルビーはこのような例です。

 

オパール:

なぜオパールの産出はほとんどオーストラリアなのか?

 

オパールの産出国はオーストラリアとメキシコですが、そのほぼ90%がオーストラリア産です。

 

ではなぜオパールのほとんどがオーストラリア産なのでしょうか?

 

それは1億年以上前、オーストラリアの内陸に大きな海が存在していてその沿岸に大量のシリカ(二酸化ケイ素)が蓄積していたためと言われています。

 

このシリカが非結晶の粒子として長い年月をかけて沈殿して出来たものがオパールです。

 

宝石の歴史を感じることが出来ますね(*^-^*)

 

 

 


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