鑑別書は宝石の価値を確かなものにする為にとても大切な証書です。
販売されている宝石においても鑑別書の有無で価格が倍以上変わることもあり得ます。
今回は宝石の鑑別書についてのポイントをご紹介したいと思います。
1.鑑別書と鑑定書の違いは?
ー鑑別書は宝石の種類あるいはイミテーション(偽物)かどうかなどの分析結果を記載した証書です。一方、鑑定書はダイヤモンドのグレード(品質)を記載した証書です。
2.鑑別はどのようにされるのか?
ー宝石の鑑別は宝石の比重、屈折率、光学的性質、硬度、特徴、内包物、キズの状態、色、カットの状態などを専用の機材を使って、科学的データから結果を導き出します。
3.〇〇処理?
宝石の鑑別書にはよく「通常○○処理が行われています」と記載されています。
ーこれは一般的な処理の為、あまりマイナス評価にはなりません。(逆に無処理の記載があると価値が上がります)
価値を落としてしまう処理は色を人為的に変える”トリートメント”などの処理です。
4.信頼できる鑑別機関
ー鑑別書がついていればそれで安心というわけではありません。
何が大切かというと、どこの鑑別機関の鑑別書かということがとても大切です。
鑑別機関はダイヤモンドの鑑定機関に比べて、数がとても多いです。
それでは、どこの鑑別機関であればよいのでしょうか?
まずは最もメジャーなのが中央宝石研究所(CGL)です。
そして、その他で信頼できる基準は宝石鑑別団体協議会(AGL)に加入しているかどうかが目安になるでしょう。
如何でしたでしょうか?
どうぞご参考にしてくださいね(*^-^*)
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