オーダーメイドでペンダントトップをお作りしたA様の事例のご紹介です。
以前、ご家族でオーストラリアに住まれており、その時の思い出としてオーストラリアをモチーフにしたペンダントをデザインしてほしいとのご依頼でした。
お話を伺う中でのA様のご要望としては下のような内容でした。
・できればK18とPtのコンビ
・大きすぎたり華美になりすぎず使いやすい
・透かしのデザイン
・オーストラリアでよくいた野鳥レインボーロリキート(鳥そのものというより色)を入れてほしい
・その他オーストラリアのモチーフを入れて
その他はお任せで、ご予算内でいくつかデザインを考えてご提案させていただくことになりました。
ご提案したデザインから選ばれたのがこちらのデザインでした。
オーストラリアでよく見かけられていた野鳥(レインボーロリキート)の色を少し淡めにした色の石を探し、鳥の色の面積比に合わせて石の大きさや個数も調整しました。
その他オーストラリア大陸の形と、オーストラリアの国花であるゴールデンワトルを入れた透かしのデザインです。
金属の色を変えたらどうなるか?というご質問で、いろんなパターンもご覧いただき細かい部分も詰めていきます。
国花であるゴールデンワトルはミモザの仲間の花なのですが、この丸い部分はやはり黄色にしておきたいと思い、その他の部分の金属の色を変えて6パターンご覧いただきました。
そして最終的に6番の、バチカン(チェーンを通す金具)をPtに変えてお作りすることに決まりました。
ここからデータに多少の調整を入れて、加工に入ります。
今回はPtとK18のコンビなのでそれぞれパーツに分けて鋳造(型から金属に)して、その後組み立てることになります。
金属になったばかりでまだバラバラな状態…
この後組み立てて、石留め、磨きなどの工程になります。
約5週間程お時間を頂き、完成したのがこちらです!
華やかでかわいいトップができあがりました。
いろんな色が入っていますが淡い色なのでそれぞれが主張しすぎず全体が優しい雰囲気です。
ゴールデンワトルの丸い珠がまさに花を添えるように全体をまとめています。
A様、ご覧になった瞬間に「かわいい!」と、とっても気に入っていただけました。
K18とPtのコンビなのでどちらの色のチェーンを付けても使えます。
「一生の宝物にしていつも身に付けます」と言ってくださったA様。
フルオーダーで作るジュエリーの良さを身をもって実感していただけたご様子でした。
お任せデザインでこうして喜んでいただけることは、私にとっても、とても嬉しいことです。
ご相談の時、「これは先生しかできないことなので」とご依頼いただいた今回のオーダーメイドですが、とっても満足いただけたようで本当に良かったです。
(たまに私のことを「先生」と言ってくださる方がいらっしゃるのが恥ずかしいのですが…)
そのうちお嬢様に譲られていくご予定だそうです。
誰かの”宝物”を作ることが仕事の1つと思えたら、さらにやりがいを感じてしまった今回のオーダーメイドでした(^^)
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