今回は宝石・宝飾にゆかりのある街がどのように始まったのかをお話したいと思います。
甲府：
優れた水晶の原石が甲府近くの旧甲斐の国、御岳で採掘されていました。
その水晶を加工する中心地が甲府でした。
また明治４年、廃刀令が施行され職を失った鈁職人が甲府へと移り、水晶加工に携わったことも甲府を宝石の街にしたきっかけになりました。
御徒町：
御徒町は江戸時代、付近に数え切れないほどの寺社があった為に仏具や銀器の飾り職人が多く集まり、また台東区には浅草や湯島など城街、色街が多く、かんざしや帯留めなどの小物を納める商店の拠点として栄えた事が宝飾にゆかりある街の始まりと言われています。
明治中頃になると指輪を製作加工する業者が増え、宝飾の街として栄えました。
銀座：
銀座はなぜあのような高級ジュエリーがひしめき合うジュエリー街になったのでしょうか。
それはある出来事がきっかけとなりました。それが明治５年に起こった銀座大火です。
強風により銀座だけでなく、丸の内、築地まで火災が広がり、復興のために多額の資金が投じられることになりました。
イギリス人建築家のウォートルスにより道幅が広く、レンガ造りの建物が立ち並ぶおしゃれな現代の銀座の雰囲気の街になりました。
戦争で銀座も空襲の対象となりましたが、敗戦後は時計店やデパートは米軍専用の売店として利用され、その後復興し高級な街として現在まで栄えてきました。
これからも宝石・宝飾の街として発展してほしいですね(^^♪
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