高級感と使いやすさのダイヤリングへ

投稿者: | 2022年9月5日

今日ご紹介するのは、お持ちの指輪とイヤリングに付いているダイヤを使って1つの指輪をお作りさせていただいたN様の事例のご紹介です。

お持ちなったのはこちらです。

お母様から譲り受けられたジュエリーたちだそうですが、ほとんど使われていなかったそうです。

綺麗なダイヤなので、なおさらもったいない!

シンプルで使いやすい指輪にリフォームされたいというご要望からデザインさせていただいたのがこちらです。

指輪の真ん中についているプリンセスカットのダイヤ1石と、イヤリングのダイヤ2石(こちらもプリンセスカット)を使ってのリフォームです。

 

ご提案させていただいたデザイン画がこちらです。↓

指輪についていた大きいダイヤを横にして並べることで指輪のアーム(指輪の丸い部分)のラインに馴染んで使いやすくなります。

かと言って隣の指にまで石が当たってくると気になりますし、大きいダイヤとの段差を少なくするためにも小さいダイヤ2石は縦置きにしています。

アームの幅や形状はN様のお好みから決めました。

今回の場合はアームはあまり華奢でないほうが良いと思いますし、かと言ってダイヤを魅せるため、やぼったくはしたくないのでそのあたりは私の感覚で決めさせていただきました。

 

ダイヤを留める爪はなるべく当たりの少ないように、爪の下のほうは少し内側に入れて当たりを少なくしました。

爪は太すぎると主張しすぎて目だってきますし、細すぎると爪が緩みやすくなります。

必要以上には太くしませんがしっかり留まるような太さにしています。

 

 

 

360°デザイン画と樹脂製の原寸サンプルもお送りしてご確認いただき、OKを頂いたら早速製作スタートです。

まずはデザイン画のデータを原型作成用に作り変えます。(今回の場合は爪を立てておく作業です)

このデータをもとに原型を作ります。

今は何でも3D-CADで設計する時代ですが、ジュエリーも同じで、3D-CADと3Dプリンターを使ってのジュエリー製作が増えています。

当サロンの場合はカウンセリング、デザイン、設計を全て店内で行い、さらに店内に3プリンターがあるのでお客様は全てのデザインにおいて原型を試着することがでいるということが普通とは違います。(これからの普通になるのかも?しれませんが)

 

 

このデータをもとに加工開始です。

3Dプリンターからのジュエリー製作では経験値国内No.1と言える提携工場で製作します。

もちろん留めや磨きなどの加工技術も高いです。

 

 

大きさもあり品質も良い綺麗なダイヤ…

私も大好きなプリンセスカット(*^-^*)

 

お盆休みを挟んだので、いつもよりお時間をいただきましたが…

 

 

完成したのがこちらです。

この、品の良い高級感。まさに大人のジュエリーという感じです。

石の高さギリギリまで低くしています。

それでもダイヤはある程度高さがあるので、リングとしてはちょうど良い感じです。

 

 

一見シンプルなリングでも、使われる方のご要望に沿って考え、石も活きるデザインを、と設計しました。

お聞きしたご要望をデザイナーである私がプロ(一応)の目線からダイレクトに0.1㎜単位で形にします。

細かいところまで設計できるのはフルオーダーメイドの良さです。

そもそも丸くない石や複数石を使ったジュエリーというのはオーダーメイドになるのですが…

当サロンのフルオーダーはセミオーダーとの価格差が他店に比べると少ないので、ちょっとこだわって作られたい方にとっては当サロンのデジタルジュエリー®によるフルオーダーはお勧めです。

 

 

お母様からの素晴らしいダイヤたちを、今度はN様がたくさん身に着けて楽しんでいただけると良いなと思います♡

 

 


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