ダイヤモンドの内包物

天然ダイヤモンドを見分ける時に特に役立つのはダイヤモンドの内包物（インクルージョン）を調べる事です。

天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドでは生成される年月があまりにも違う為、内包物の内容も変わってきます。

 

今回は天然ダイヤモンドの内包物にはどのような物があるのか、ご紹介したいと思います。

 

クリスタル：

ダイヤモンド内に含まれたダイヤモンドやその他の鉱物体。黒色のカーボンと呼ばれるクリスタルは特に評価に影響を与えます。

 

ピンポイント：

ごく小さい白色の結晶です。

 

フェザー：

劈開方向に割れた”クリベージ”とそれ以外の”フラクチャー”の２種類の割れの事を言います。

 

クラウド：

雲のような乳白色の曇りのインクルージョンを指します。ピンポイントの集合体です。

 

ノット：

表面まで達した内包物です。

 

キャビティ：

大きな穴、または深いくぼみの事です。

 

チップ：

小さな欠けの事です。

 

4Cのクラリティーの評価には、外側のキズよりも内側の内包物の方が評価に影響します。また、それぞれ大きさや位置、目立ちやすさなども評価に影響します。

 

合成ダイヤモンドは勿論あえて内包物を入れて品質を落とすようなことをしませんから、天然ダイヤモンドよりも圧倒的に内包物が少ない傾向にあります。

 

内包物はキズとしてでなく、天然の証と捉えたいですね(*^-^*)