お持ちのダイヤの指輪をご自身のデザインでリフォームさせていただきましたO様の事例のご紹介です。
遠方からのご依頼でしたのでお送りでお預かりしたのがこちらの2本の指輪でした。
左がO様ご自身の婚約指輪、右はお母さまから譲り受けられた指輪とのことでした。
この2本の指輪に付いているダイヤを使って1本の指輪を作られたいとのご要望で、Ｏ様ご自身で描かれたラフ画をお送りくださいました。
ラフですが分かりやすく、こちらですぐに綿密なデザイン画に落とし込むことができました。
細かい部分はご要望を伺って少し調整し、完成したのがこちらのデザイン画です。
月桂冠の葉のイメージです。
2本の指輪に付いているダイヤをうまく全て使ってデザインしてあります。
お米形のダイヤはそもそも奇数でしたのでセンターダイヤの左右に置くにはアンバランスになりそうな気もしますが、実はこのマーキース（お米形の）ダイヤ、長さや太さ加減が1つ1つ違っていたため、うまくバランスを取って左右に分けることができました。
マーキースダイヤはそれぞれの縦・横・高さを0.1㎜単位で測り、リングを設計していきます。
これは既成枠ではできないフルオーダーメイドの良さの1つですね。
指輪のサイズはリングゲージをお送りして測っていただきました。
もちろん原寸サンプルもお送りして実寸をご確認いただきます。
どちらも貴重品ではないのでレターパックライトでお送りしているのですが、宅配便と同じ日数しかかからないのにご不在でもポストに届くので便利なのですよね。
デザイン画と原寸サンプルの両方をご確認いただいた上でＯＫを頂いてから約5週間…
完成した指輪がこちらです。
ダイヤが複数使われているのですが脇石がラウンド（丸）でなくマーキースなので真ん中のダイヤを引き立ててくれています。
ダイヤにある程度大きさがある場合は必要以上にダイヤを上に持ち上げると使いにくくなる時があるので、今回は高さは最小限にして、なるべく使いやすいようにしました。
Ｏ様、「思い通りのデザインになった」と、とっても喜ばれていました。
ご自分で描かれたデザイン画が形になるって楽しいですよね♪
描いていただいたデザインが、うまくダイヤを活かして理にかなっている素敵なものでしたので、こちらもスムーズにご提案することができました。
私のYouTubeをきっかけに遠方からご依頼くださったO様。
遠方の方はお会いすることが難しいのですが、それでも勇気を出してご相談くださって嬉しいです。
ほとんどの方が初めてのリフォーム、ジュエリーにも詳しくない、どのお店に頼んで良いか分からない…
という不安があるかもしれません。
遠方でお互いが会っていなくても、最後には「このお店に頼んで良かった」と思っていただけるようにしたいです。