アールヌーヴォー期頃までのジュエリーデザイン様式の移り変わり

投稿者: | 2022年9月12日

今回はジュエリーが欧米で流行り始めた1800年前後からアールヌーヴォー期頃までのジュエリーの流行(様式)を追ってみたいと思います。

 

アンピール様式:

フランス語で帝政の意味。19世紀初頭、ナポレオン帝政時代につくられたジュエリー。大柄で、やや繊細さに欠けた直線的で力強く端正な様式です。

ちなみにパリのエトワール凱旋門はこの様式です。

 

ジョージアン様式:

1714年〜1840年頃までにつくられた英国のジュエリー。愛を表現したり、思い出を表現したセンチメンタルジュエリーや金の使用量を少なくして面の大きな作品を作る技術やダイヤモンド以外の半貴石が多く使われたジュエリーが特徴です。

 

ヴィクトリアン様式:

1840年〜1900年頃に英国を中心につくられたジュエリー。この時代につくられたジュエリーの数は他の時代に比べて群を抜いて多いです。

ヴィクトリアンジュエリーは初期、中期、後期に分かれています。

初期には日本を含めた世界中から物品がロンドンに集まり、明るさと華やかさに満ちあふれたジュエリーがつくられました。

中期にはヴィクトリア女王最愛の夫であったアルバート公が急死したことによって黒エナメル、ジェットなど黒を基調にしたジュエリーがつくられました(モーニングジュエリー)

後期は再びファッショナブルなジュエリーが増え、大衆用として大量につくられた安価で安っぽいジュエリーが増えました。

 

エドワーディアン様式:

1900年〜1920年頃までエドワーディアンと呼ばれる様式が登場しました。

エドワーディアンでは新しい金属であるプラチナを使用した繊細なジュエリーが流行りました。プラチナとダイヤモンドを多用し、ピアーシングと呼ばれる金属の板を用いた左右対称の堂々とした大柄で正統的なデザインです。中でも花綱飾りを多用したガーランド様式のデザインが有名です。

 

ジュエリーデザインの様式は時代を反映していて面白いですね(*^-^*)

 

 


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