前回に引き続きO様のリフォーム事例のご紹介です。
ネックレスと指輪についているルビーを使ってネックレスとピアスを2つずつお作りさせていただきました。
リフォーム前がこちらです。
真ん中にダイヤ、そのまわりをルビーが囲んでいて、お花の形になっているネックレスと指輪です。
O様が20歳の時にご自身で購入された記念のジュエリーなのだそうです。
ついているルビーを使ってネックレス2点とピアスを2セットお作りさせていただきました。
ネックレス1つ目のデザインがこちらです。
間にダイヤが入っている横並びのデザインです。
もちろんダイヤもO様のものを使っています。
お持ちのK18チェーンを使ってフルオーダーで作製させていただきました。
完成品がこちらです。
綺麗ですね！ルビーも輝いています。
ルビーは天地左右に爪がくるような爪留め、小さなダイヤは覆輪留めにしました。
こういった横並びのネックレスは石の留め方で見え方がけっこう変わります。
どう留めたらかわいくなるか、バランスが良いかを考えて石座の形状や留め方を決めます。
このネックレスはお嬢様の大学入学のお祝いとしてプレゼントされたそうです。
お母様の20歳の記念に購入されたルビーが形を変えて今度はお嬢様のものなるのですね。
新品を買ってもらうのとはまた違って、お母様と一緒に長い時間を過ごしてきたルビーなだけに、お嬢様はこのネックレスをきっと大切にされるのではないかなと思います。
もう1つ、お嬢様用にお作りいただいたのがこちらのルビーのピアスです。
高校を卒業されたらピアスホールを開けられるということでピアスもお作りしました。
もう1つのダイヤのピアスのほうはもともとお花の形の真ん中にあったダイヤを使って作ったもので、こちらはまずはお母さまであるO様が使われるそうです。
母のものはいずれいつかは娘のものになることが多いと思いますが、ジュエリーはそうやって母から娘に渡していくという品物としては最適なものではないかなと思います。
特にダイヤやルビーなどは耐久性も高く汚れても洗えば新品のようになり、どれだけの年月が経っても全く変わらない美しさです。
もちろん、使う金属も金やプラチナにすることでメンテナンスしならがずっとお使いいただけますね。
ここまでルビー5石、ダイヤ6石を使ってリフォームされましたが、まだあと5石ルビーが残っています。
そこでO様のお母様用にネックレスをお作りさせていただくことになりました。
お母様はK18のV字のネックレスをご希望とのことでしたので2パターンご提案させていただきました。
そして選ばれたのがこちらのデザインです。
緩やかなV字にしています。
ルビーの周りを金で囲っているように見えるデザインです。まわりの点々があるところがわいいですよね。
石の周りを金属で囲うようにしているデザインは大きさも出ますし、今回ルビーだけでダイヤなど入れない場合はデザインはこのほうが素敵だなと思います。
ただ、着ける方のお好みというのが大事だと思いますので私の好みに偏らないようにいくつかデザインのパターンをお描きすることも多いです。
約5週間いただき完成したネックレスがこちらです。
少し金で囲ってそこに点々を入れるという、ちょっとデザインが入るだけで素敵になりますね。
そして、ルビーは金に乗せるとかわいいです！
石座もしっかりと金を使っているので高級感が出ています。
お顔周りにこのルビーの輝きがくると装い全体が華やかになりそうですね。
綺麗で明るめの色のルビーは元気をくれる気がします。
O様がお若い頃に買われたこのルビーたちが、O様、お嬢様、お母様の3人で分け合われ、これからそれぞれの方の日常に寄り添って元気をくれるかもしれませんね。
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